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今日は、はじめて当ブログへ来た人が分かりやすいように、まとめ記事を書くことにしました。
ケムトレイルって何?という方も、まずはこのページを見てください。
ケムトレイルの「証拠」とされるもので、当ブログで検証した結果「デマ」だと確定したものの一覧です。
詳しい説明は、写真右横の当ブログ記事リンクを参照してください。

ケム内部写真2 
  http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-3.html
   散布機の内部写真として有名なこの写真は、
   新型機の各種試験に使うテスト機です
   機体は、ボーイングB-777-240LR
      (LRとはロングレンジの略・・長距離路線用)  
   樽の中身はただの水です
   試験内容によって、樽の中の水の量を変えたり、
   異なる重心位置での飛行をテストしたりします


A380縮小
  http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-4.html
   エアバスA380-841のテスト機の内部写真です
   ミルクタンク状の樽の中身は、こちらもただの水です
   水の量を調節することで、乗客や貨物の配置や移動を
   シミュレートするために必要なバラストです


ベイパー動画
  http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-18.html
   ケムトレイルを撒いている「動かぬ証拠」とされるこの動画は、
   空軍クルーがケムトレイル信者をからかうために作ったものです
   ノズルと書かれている所に、ノズルは存在しません
   翼の上下の圧力差によって生じるエアロダイナミックコントレイル


KSLA.jpg
  http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-10.html
   アメリカKSLAローカル局のニュース「高濃度バリウム検出」は
   単位換算ミスに気付かなかったことによる、非常にお粗末なデマ
   健康を害するレベルの物質は検出されていない


ドイツ・ケム
  http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-12.html
   動画中で「ケムトレイル」という言及は一切なし
   軍の訓練時、レーダーを撹乱させるための自己防衛装置“チャフ”
   の使用により、気象レーダーが影響を受けたというニュース
   「ドイツではケムトレイルは報道されている」または
   「ドイツ政府はケムトレイル散布を認めた」は嘘


スーパータンカー
  http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-2.html
   大規模森林・山林火災の消火作業用に、
   B-747を改造して作られた機体
   エバーグリーン・スーパータンカー
   放出するのは水または消火剤


燃料投棄
  http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-32.html
   緊急着陸のために翼端から燃料投棄している動画
   ロンドンではなく、米国で起こった事故
   動画の製作(歪曲)者“タンカーエネミー”は、
   悪質なデマサイトなので、だまされないように!


ケムパイロット
  http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-5.html
   「ケムトレイルを撒くことを拒否するパイロット」の画像は、
   プラカードの部分をフォトショップで加工したもの
   2011年9月27日「ウォール街を占拠せよ」デモ行進の時の画像
   あきらかなデマ


ライアン機
  http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-9.html
   着陸時、タイヤが接地する際に摩擦熱で白煙が上がっているだけ
   「ケムトレイルをまき散らしながら帰還した」というのはデマ
   横田によく飛んで来ていた、米軍のチャーターした民間機
   (ライアン・インターナショナル・エアラインズは既に倒産)


kemuhikouki.jpg
  http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-16.html
    機体は、空中給油機 C-135FR
    ケムトレイル散布口などではない
    航空機に詳しくない人が、珍しい写真を見ては
    「ケムトレイル散布機」だとデタラメを言っているだけ


20090224_484088.jpg
  http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-17.html
   矢印は、ケムトレイル散布口ではなく、放電索
   機体にたまった静電気を逃がす装置
   翼は燃料タンクになっているので、別の物質が入る余地はない


kc-135.jpg
  http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-25.html
   シャワー状のノズルから出てくるのはただの水
   後ろを飛ぶ飛行機に吹きかけ、防氷能力をテストする


nasa.jpg
  http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-26.html
   翼端渦の研究のため、6個のスモーク発生装置を取り付けている
   どのように渦を巻くか、可視化するため
   ブルーインパルスのスモークと同じ
   ケムトレイルの証拠というのはデタラメ


e6.jpg
  http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-27.html
   アメリカ海軍E-6“TACAMO機”の、燃料投棄の画像
   通常、燃料投棄は翼端からだが、胴体側から放出している
   それは、翼端に付いている高価な通信ポッドを
   燃料で汚したくない、という理由のため
   ケムトレイルの証拠というのはデタラメ


B.jpg
  http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-24.html
   ケムトレイル信者が断定する「ケム雲」は、100年前からある
   つまり、ただの気象現象
   飛行機が白い航跡を空に残すのは、昔も今も変わらない


人口
  http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-21.html
   左の“世界人口の推移”のグラフを見れば、
   「ケムトレイルは人口削減のための大量虐殺兵器」という
   キャッチフレーズがデマであることは明白
   モンサントがアルミ耐性種子を開発したのは、
   人口爆発による食料需要に対応するため、
   痩せた土地(酸性土壌)でも収穫を可能にするため



以上、ネット上で高頻度に出てくる有名なものを、まとめてみました。
これで終わりではありません(笑)
まだまだ記事のネタはつきませんので、これからも追求を続けます。

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またまたおかしなデマが出回りました。
「日本や世界や宇宙の動向」のこちらの記事です。
―以下引用―

ケムトレイルのスイッチを切り忘れたまま着陸した飛行機

以下の映像により、空港に着陸した民間航空会社の飛行機が、ケムトレイルを撒いていたことが証明されました。パイロットがうっかり、ケムトレイルのスイッチを切り忘れたもようです。それとも、わざと空港に大量のケムトレイルを撒いたのでしょうか。彼らは人口削減計画の一環として有毒物質や生物兵器を撒き散らしているのです。特に欧米の上空は自然の雲よりもケムトレイルの雲の方が多いくらい、大量に撒かれています。これでは健康や環境に良いワケがありません。本当に酷いことをしています。
http://beforeitsnews.com/chemtrails/2014/04/busted-pilot-forgets-chemtrails-on-lands-prior-to-turning-them-off-2446934.html
(概要)
4月27日付け:
以下のビデオはつい最近投稿されたものです。飛行機のパイロットがケムトレイルのスイッチを切るのを忘れたまま空港に着陸しています。飛行機のから噴霧されているガスはケムトレイルに間違いありません。それともビデオ投稿者が映像をねつ造したのでしょうか。この映像は本物だと思います。
民間の航空会社のパイロットが着陸前にミスしたために、ケムトレイルが実際に撒かれていることが証明されてしまいました。着陸する前にケムトレイルのスイッチを切るのを忘れてしまったのです。霧に覆われた空港でも、飛行機から発射されているケムトレイル(スプレーガス)が良く見えます。この映像により、ケムトレイルがジェットエンジンの後部から発射されているのではなく、飛行機翼の後部の複数の発射口から発射されているのが分かります。

―以上、引用終了―

この記事に添付されていた動画は、クレームがついて削除されました。
オリジナル動画のタイトルを無断で変更したのですから、クレームが付くのは当然でしょう。
オリジナルの方は、もちろんちゃんと残っています。↓



しかし、ケムトレイル信者は本当に何も知らないのだなぁと、今日は改めて思いました。
上記の動画のような現象は、湿度が高く、大気中に水蒸気がたっぷりある時によく見られる現象で、翼端やフラップの端で水蒸気が凝結して雲になったものです。
このようなバカバカしいデマを真に受けるのではなく、あと一ヶ月くらいで湿度の高い梅雨になりますから、空港に足を運んで離着陸の様子を観察してみてはいかがでしょうか?
条件さえ揃えば、このような現象を必ず目にすることが出来るはずです。

翼端やフラップの端から出る渦のことを、wingtip vortex (翼端渦)というのですが、単にベイパーとも言います。
まず、ケムトレイル信者は、飛行機がなぜ空に浮かんでいられるのか、ということから学ばねばなりません。
それは、翼の上下で気圧の差が発生するからですが、この気圧の差こそがベイパーを発生させる原因なのです。
以下の参考サイトをよーく読んでください。
 
〈参考サイト〉WINGTIP VORTEX (翼端渦流)はなぜ起きるか?

こんなことは航空ファンにとっては常識中の常識。
これをケムトレイルと言ったら失笑を買うだけですよ。

こちらの映像も、非常にきれいにベイパーがでている動画です。海外の方が撮った映像です。




さて、このような現象は、飛行機だけの専売特許ではありません。
レーシングカーでも起こり得る現象です。

f1vapor.jpg
〈写真出典〉 上 http://www.f1technical.net/forum/viewtopic.php?f=6&t=14939&start=15
        左下 http://scarbsf1.com/blog1/2011/08/08/analysis-mclarens-rear-wing-vapour-trails/
        右下 http://www.pistonheads.com/gassing/topic.asp?h=0&t=630753&i=380


こちらの画像は、翼端の渦の回転がはっきり写っています。
5366_7c41.jpeg
〈写真出典〉http://aircraft.soup.io/post/242050056/wingtip-vortices

こちらは図解
400px-Wake.jpg
〈出典〉http://www.skybrary.aero/index.php/Wake_Vortex_Turbulence

もう一つおまけ。プロペラの先からも、このようなスジが見えることがあります。
MC-130J showing propeller vortices
〈写真出典〉http://bayourenaissanceman.blogspot.jp/2013/07/a-great-image-of-propeller-vortices.html

ここで取り上げた写真は、画像検索で「wingtip vortex」で検索してヒットしたサイトから拝借しました。
ぜひ、みなさんも上記キーワードを入れて検索してみてください。

さて、ここでもう一つ言及しておきます。
タイトルを改変して出回った動画(クレームにより削除された動画の方)の右下に、「Turner Radio Network」という文字が入っていました。
この、「ターナーラジオネットワーク」というサイトは、福島の放射能デマを流していることで有名な、いわゆるトンデモサイトでした。
〈参考〉http://blogs.itmedia.co.jp/sakamoto/2014/01/hosokawa-secret-0edd.html


というわけで、ここ数日ネットを騒がせたこの話題も、
ケムトレイル信者の無知から生まれたデマだったというオチでした。



最後に、私のブログを理解して下さっている、陰謀脳でないまともな方に、お口直しにこちらの本を紹介します。
「翼端渦」に関連した、ちょっと感動する話です。

V字編隊

涙の数だけ大きくなれる! 木下晴弘著
―以下引用―

なぜ、雁(ガン)はV字編隊で飛ぶのか?

「ガンって鳥は知っているよね。カリとも言うけど、空をV字の形で飛んでいくのを見たことがあるだろう。あれがガンだ。そのV字が実は下の地上からみるとよくわからないだろうけど、横から見ると立体になっていることは知っているか?」
「知らない」と答えが返ります。

「なぜ立体になっているかは理由がある。前に飛ぶガンが羽ばたくと上昇気流が起き、後ろのガンが少ないエネルギーで飛ぶことができるんだ。そのガンが羽ばたくと、今度はその後ろのガンがもっと楽に飛べるようになる。だから、ガンはV字編隊で飛ぶんだ。
 ただし、一番先頭のガンにはそうした効果がない。遠くまで飛ぶと疲れ切ってしまう。
  すると、疲れた先頭のガンは編隊を離れ、ほかのガンが前に1つずつ詰めていく。離れたガンは楽な後ろに移るんだ。一方、今まで楽をしていたガンは、まだエネルギーが余っているから、先頭を切って飛ぶことができる。
 こういう方法により、ガンは単独で飛ぶのに比較して71パーセントの力で、同じ距離を飛ぶことができる。しかも、疲れているガンに対して鳴いて励ますこともする。また、1羽が編隊から脱落すると、2羽のガンが編隊からはずれていってサポートするんだ。

 つまり、人間を含め動物というのは、ほかのサポートがあって初めてより良く生きられるんだ。
 今、君たちは、右を見ても左を見ても友達がいるだろう。前にも後ろにもいる。目の前には先生もいる。われわれみんな、一人だけでは何もできない生き物なんだ。
 君たちは、一人で走るのと二人で走るのと、どちらが速く走れる? 二人で競えば、自分も思わぬスピードが出るんだよ。
 人間は一人ではタイムが出ない生き物なんだよ。
 
 これは仕事も同じことです。
 一人でがんばっても限界があります。一人より二人のほうが力が出せるときがある、二人より三人のほうが力が出せる時がある。そして、みんなで目指したゴールに到達した時、喜びは数倍にもなる。

 今一度、あなたの人生における人間関係の意味を考えてみてはいかがですか。

―以上、引用終了―
カーリルで開く

身近なところから、なぜそうなるのか?という疑問が、自然現象を理解するきっかけです。
どうか、安易にデマに踊らされることは、もうやめていただきたいものです。

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前回の人工雪の記事の続編です。
 前回記事 アメリカの溶けない雪(人工雪)というデマ

都知事選の前日、関東に大雪が降りました。
予想はしていましたが、有権者を投票に行かせないための妨害工作として「人工雪」を降らせたという陰謀論がネットを賑わせました。
そのため、ツイッターやフェイスブック経由で当ブログを見に来る人が急増しました。
当ブログを好意的に紹介してくれたみなさま、ありがとうございました m(_ _)m

既に様々な方によって論破されている「すべり台の雪」など、当ブログでも「証拠」として記録に残すために書き留めておきます。

折りたたまれた雪
  こちらが「電波」な方たちのツイートにより、
  一躍有名になった「折りたたまれた雪」

  
   http://togetter.com/li/627374
   http://togetter.com/li/627289
   http://togetter.com/li/626912



しかし、やはりただの自然現象であると証明されました。
こちらをクリック ⇒ https://twitter.com/dosent7/status/432449708011708417
雪氷学の本に載っていた、という 安眠 枕さんの情報です。

雪の粘性変形

こちらも必見です。
  すべり台で畳まれた雪の写真
  「すべり台で畳まれた雪の写真」の第二弾
  2014年版 第3弾

「折りたたまれた雪」騒動でよかったことは、自然が織りなす雪の造形の面白さを、大勢の人が共有出来たことでしょうか。


次は雪の斑点模様の道路の写真が、何だか不気味だというツイートを見たのですが、これも「自然の造形美」でした。
斑点ぬれ雪
  

  斑点ぬれ雪
  
  【画像引用元はこちら


斑点ぬれ雪について、わかりやすい解説をしているブログのリンクです。 
 http://blogs.yahoo.co.jp/white_rime/25654936.html?from=relatedCat

その他、色々な雪の造形美の写真が集められたサイトのリンクです。
 http://www17.plala.or.jp/Waku/yukinohyoujo/yukinohyoujo.htm
 http://book.geocities.jp/white_rime/c_snow.htm

もっとくわしく知りたいかたはこちらをどうぞ。
 http://ssro.ee.uec.ac.jp/ssro/Ski-science/2002seminar/proceedings/abe/abe2002.pdf



雪だるま(2体)に火炎放射 (2011年1月16日)


ヤフー知恵袋より
 雪に炎を当ててもなかなか解けないのはなぜですか?
 

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今日は、以下の記事について検証します。
【アメリカに降った大雪は、HAARPが原因のようです。しかも普通の雪ではありません。】

以下抜粋

実際に雪が解けないのです。解ける前に消えてしまうのです。さらに大気中に、シロップとプラスチックを燃やしたような異臭が漂っています。私は化学物質の臭いや排気ガスに対してアレルギー反応を起こしますが、私の右目が痒くなりましたが、今はその症状はなくなりつつあります。
これは雪ではありません。工業薬品が含まれた水分が含まれています。確かめてみてください。彼らは大気中に何を撒いているのでしょうか。長い間、ケムトレイルが撒かれた結果、雪がこのような状態になってしまったのでしょうか。それとも福島からの放射能が原因でしょうか。それともこれらの全てが原因なのでしょうか。我々を濡らす雨の成分は何なのでしょうか。雪はそのままにしておくと自然に溶けてしまいます。しかし雪の成分が化学薬品なら火をつけると燃えますが、水分はただ解けるだけです。この雪は臭いがあり燃やすと煙が出ます。
子供たちは雪で遊ばないでください。この冬、1羽のコマドリ以外は鳥たちを全く見かけていません。例年なら、様々な種類の鳥たちを見ることができるのですが。。。鳥たちはどこに行ってしまったのでしょう。死んでしまったのでしょうか。



以上、引用終了



アメリカでは、今シーズンは記録的な豪雪のようです。
普段あまり積もらない所でも、積雪となったせいでしょうか、「ただの雪」を「異常な雪」だと思い込んだ人がユーチューブに動画を投稿したのをきっかけにして、「ケミカルな雪」だと騒ぎだす人があらわれました。

結論から先に言いますと・・・・・・ただの雪です。

アメリカは陰謀論に嵌る人が多く(ケムトレイルもアメリカ発の陰謀論)、その人たちは、自分の考えをユーチューブ、ブログ、ツイッターに投稿します。
陰謀論に嵌った一般人が、専門家の見解の一部だけを切り取ったり、適当につなぎ合わせたりして、「自分の考えた説」をインターネットで発信するのですが、これが外国のサイトだと、素人の妄想なのか専門家の言っていることなのか、ぱっと見ただけでは区別がつきません。
そのため、簡単に騙されてしまう日本の陰謀論者は、海外の妄想家の下請けに成り下がるわけです。

アメリカ発の陰謀論は、ある程度時間が経つと日本に入って来ます。
日本の陰謀論者はアメリカが発信元だと、何の検証もせずにコピペしてしまいます。
アメリカ発の陰謀系情報については何ら検証することなく鵜呑みにしてしまうのに、そういう人の多くが、なぜか反米感情を露わにするのも、アメリカの陰謀論者の受け売りなのかもしれませんね。

傍から見ると実に不可解な態度ですが、要するに、自分の陰謀論を補強する説なら何でもOKという、なりふり構わない無節操さが表れている、と見ることもできます。


では、本題の溶けない雪についてです。

冬山登山で、手間のかかる大変な作業があるのですが、何か知ってます? 
飲み水づくりなんですね。
上の動画の人は、雪の見た目の体積分、水にならないとオカシイと考えたようですが、そこが大きな間違いです。

雪は水とは違い、構造はスカスカで、そのほとんどが空気なのです。
ん?わからない?
では説明しましょう。

縦横高さ10センチのマスに水を入れた時の重さは、1キログラムですね。
  1リットル(10㎝×10㎝×10㎝のマスの体積)=1キログラム

同じマスに新雪(降ったばかりの雪)を入れると、100グラム程度。
つまり、コップ一杯の新雪を集めて溶かしても、水になった時にはコップ10分の1程度になってしまうという訳。

これは雪の構造を見れば一目了然。
雪の結晶

8e7b6871-s.jpg

上記2枚の写真は、電子顕微鏡で見た雪の結晶写真です。
水と違って空間だらけですね。空気をたっぷり含んでいて・・・・分かり易く言うと「スポンジ状」です。

雪は、降ったばかりはフカフカですが、溶けるとざらめ雪になってシャーベット状になっていきますね。
雪は、溶けだすと、空気が入っていた空間に水が入り込むので、ボタボタ垂れるようには水にならない、というだけの話です。
(スポンジに水がしみこむのと同じ)


次は、ライターで炙ると黒くなったから「ケミカルな成分」が入っているという主張について。

これは、ライターの成分がブタンガスで、炭化水素だからです。

【wikipedia ブタン】 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%82%BF%E3%83%B3

十分な酸素がある場合、ブタンは燃焼により二酸化炭素と水を生成する。酸素が不足した場合は不完全燃焼が起こり、すすや一酸化炭素もともに生成してくる。



また、炎の色で、完全燃焼しているのか不完全燃焼なのかは分かります。
赤系・オレンジ色は不完全燃焼
まあ、冷たい雪にライターを近づければ不完全燃焼ですすがでるのは当然です。
ですから、黒い微粒子は、ただの炭素のすす、ということになります。


いや、「工作員」の書くことなんか信じられない(笑)という人は、次の実験をしてみましょう。

①ガラスの板を用意します。(耐熱ガラスのお皿、写真立てのガラスなど)
②ライターで下から炙る


みるみる黒くなりますね。
これが「すす」です。
ガラスは濡れ布巾でふけば元通りになります。

そして、あたりに充満した匂いをかいでみてください。
動画の人が言っているケミカルな臭いがしますから(笑)
つまり、ケミカルなにおいの原因は、雪にあるのではなく、ライターの方だったのです。

余談ですが、日食グラスというものがなかった頃は、ガラスの板をろうそくで炙ってすすをつけたものを自作していたそうです。
ただ、今ではその方法は危険だと警告が出ています。以下のサイトを参考にしてください。
 国立天文台 http://www.nao.ac.jp/phenomena/20090722/faq.html#q6

というわけで、今回も、「溶けないケミカルな雪」という陰謀論は、簡単に論破出来てしまいました。


年配の方ならば、昭和38年の記録的豪雪、いわゆる三八豪雪を覚えておられるはず。
この時はあまりの豪雪だったため、自衛隊が火炎放射機で雪を溶かそうと試みたという、嘘みたいな本当の話があります。
「三八豪雪 自衛隊 火炎放射機」で検索すると、その時のことを覚えている方が、当時のことを書いておられるので、興味のある方は、上記のキーワードで検索してみてください。

この、自衛隊の火炎放射機による消雪実験は、雪の表面を少し溶かしただけで失敗に終わりました。
素人考えだと、火炎放射機で一気に雪が消えそうな感じがしますが、実際は全然ダメだったわけですね。

結局、シャベル等の従来の除雪方法の方が断然効率が良かったので、以後、自衛隊が消雪に火炎放射機を使うことは二度とありませんでした。

雪を溶かすには、莫大な熱量が必要です。
0度の水1グラムの温度を1度上げるのには1カロリですが、
0度の雪を0度の水にするのに必要な融解熱は、80カロリーも必要なのです。
雪が降っている時よりも、溶ける時の方が寒く感じるのは、そのためです。

雪は火を使ってもなかなか溶けないものなのだ、ということがお分かりいただけたでしょうか?


最後に一言
このブログを読んでくれている小学生、中学生の方へ
この程度のデマに騙されるようでは、全然ダメです。
妄想なのか、科学なのか、ちゃんと自分で判別できるように、理科の授業は真面目に受けてくださいね。


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以前、ネット上に溢れる巨人の骨の画像は本物なのか?ということで、以下の記事を書きました。
  参照: 番外編 その2 ―巨人の骨―

今回は、「奇妙な骨」第二弾として、一部の人にエイリアン(宇宙人)の骨と信じられているこちらの画像について検証します。

ICA.jpg

上の頭蓋骨は、ペルーにあるMuseo Regional de Ica Adolfo Bermudez Jenkins(イカ考古学博物館)に収蔵されているものです。

さて、これらの奇妙に変形した頭蓋骨は、本当にエイリアン(宇宙人)の骨なのでしょうか?

実は、世界各地でこのような骨が見つかっているのです。
南米はもちろん、エジプト、イラク、シリア、ロシア、太平洋の島々、アフリカでも。

この、頭の形がいびつな症状を頭蓋変形と言い、頭蓋変形は、純粋に何らかの病気が原因で起こる場合と、人為的に変形させた結果である場合とがあります。
上記の画像は人為的に変形させたものです。


 人為的に変形させる

 参照: ウィキペディア Artificial cranial deformation(人工頭蓋変形)

幼児期の、まだ柔らかい状態の頭に、板やロープを使って強く締め付けるという処置を施すと、時間が経つにつれて圧迫していない方向へ骨は成長し、結果、頭蓋は変形してしまうことになります。
(上記の参照ウィキに、頭を板で挟んで固定する方法をあらわした図解がありますので興味がある方は見て下さい)
長期間に渡るこの処置は、幼少期の子供にとっては拷問のようなものに思えます。
やはり、それによって命を落とす子供も多かったのでしょうか。
頭を緊縛する装具を身に付けたまま埋葬された子供の遺骨が、南米では多数発掘されているとのこと。
いつ、誰が、何の目的で始めたのかは、確かめるすべはありませんが、古代において、世界各地で連綿と受け継がれた「風習」であることは間違いありません。

 参照: http://naosite.lb.nagasaki-u.ac.jp/dspace/handle/10069/22038
     形質人類学からみた古代アンデスの頭部に関する3つの風習 -人工頭蓋変形・・・

アフリカの現コンゴ共和国のマンべトゥ族の村では、近年までこの風習が残っていたため、頭蓋変形を施した生身の人間の写真が現存します。
頭蓋変形

上記画像は、cranial deformation africa congo (頭蓋変形 アフリカ コンゴ)で画像検索したページのスクリーンショットです。
当時、コンゴにおいては、頭を長く変形させることがステイタスシンボルであり、美の表現であったのです。
コンゴはベルギーの植民地となるのですが、その後、ヨーロッパからの入植者が増えるにつれて、この伝統も消えていくことになります。

 参照: http://www.kox.sk/?p=12319
 http://hiddenincatours.com/elongated-heads-in-the-20th-century-the-mangbetu-of-congo-in-africa/

現代に生きる我々から見ると、人工頭蓋変形は非常に奇異に映る風習ですが、はたして未来の地球人が今の我々のファッションや流行を見て、不可解で奇妙だと思わないという保証はありません。
例をあげればキリがありませんが、
中国の纏足アイヌ民族の口の周りや手に施した入れ墨東南アジアの首長族、など、
  (↑クリックすると、それぞれの画像ページへ飛びます)
身体の一部を改造する風習は世界各地で存在していたし、今に至るものもあります。
時代の移り変わりによって、文化的価値観はいかようにも変化する、ということですね。

ふと、今年ニュースで見た香川県の四角いスイカのことを思い出しました。
スイカ
出典: livedoor.blogimg.jp

なんともユニークなスイカですが、強化プラスチックの枠の中で、一辺が18センチになるまで栽培するのだとか。
この四角いスイカは、香川県善通寺市の特産品で、つい最近開発されたばかりだと思っていたら、なんと、40年も前から作り始められていたとのことで、二度びっくり。
観賞用なので、残念ながら美味しいとはいえないようですが、輸出先のカナダで大人気を博しているそうです。
参照: http://www.city.zentsuji.kagawa.jp/soshiki/22/sikakusuika.html


 病気が原因によるもの

頭蓋変形を誘発する病気としてまず挙げられるのは、脳の中に髄液が貯まり、脳室がに異常に大きくなる「水頭症」です。

 参照: ウィキペディア Hydrocephalus(水頭症)

上記参照ウィキペディアに載っている水頭症の画像を見てみて下さい。
スターチャイルドの骨と言われているものは、この病気に罹ったかわいそうな子供のものであると推察されます。

もう一つ、「頭蓋骨縫合早期癒合症」をあげておきます。
脳を形作る板状の骨の継ぎ目のことを縫合線と呼び、これは、脳の成長が終了した時点で閉じるのが普通なのですが、何らかの原因で早期に癒合してしまった状態になり、その結果、頭蓋が変形してしまう病気です。

 参照: 頭蓋骨縫合早期癒合症


 優しい巨人、ロバート・ワドロー

ロバート

さて、人間はどこまで大きくなれるのでしょう?
番外編 その2 ―巨人の骨― で検証した巨人はフェイクでしたが、上の写真の人物は、「疑う余地のない医学的な記録がある中で、最も身長の高い人間」としてギネスブックに記載されているロバート・ワドロー氏です。
身長は272センチ
非常に温厚で、誰からも愛された人物だったそうです。

詳しくは、以下のカラパイアさんの記事をお読みください。
 参照: http://karapaia.livedoor.biz/archives/52084170.html

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