アメリカで、ケムトレイルという言葉が生まれたのは90年代後半でした。
何故この時代に突如、この陰謀論が生まれ、立ち消えになることなく、野火のように広がっていったのか?
2000年を目前にしたあの時代に、一人のメディア関係者が作り出したケムトレイルという造語が、ここまで広がりを見せることになったのは何故でしょう?
2001年9月11日に起きた“航空機”を使ったテロによる衝撃が決定的になって、人々の心の奥底に深い傷となって残ったせいなのかもしれません。
その後泥沼と化していくイラク戦争。出口の見えない状況への憤り。

アメリカで登場したこの陰謀論、インターネットの普及により日本にも、90年代後半から少しずつ入って来ました。
当時の日本は、「失われた10年」から続く不況のの真っただ中。
一方、各地に空港が作られ、飛行機の便数もどんどん上昇していく、そんな時代でした。

ここで、世界中の飛行機の一日の移動が一目で分かる、大変興味深い動画をご覧ください。



日が昇るとともに俄かに活気を帯びる黄色の点一つ一つに、様々なドラマが詰まっています。
ある人はビジネスで、ある人はハネムーンで・・・世界中を移動している人々の行動の記録でもあります。

アメリカ・ヨーロッパ・日本は、点で覆い尽くされていますから、便数が非常に多いということがお分かり頂けたと思います。
そして、なぜこれらの国で飛行機雲が多く見られるのか?
気象条件が揃えば、こんなに多くの飛行機が飛んでいるのですから、飛行機雲が多発しても不思議ではないということも御理解いただけたでしょうか?

次に、こちらの統計を見てみましょう。

航空旅客数の推移【国際】(PDF形式)

国際航空旅客数の推移

航空旅客数の推移【国内】(PDF形式)

国内航空旅客数の推移

航空機を利用する人が30年前と比べて如何に増えたかが分かりました。
ケムトレイルを問題にする人の中には、かなり年配の人も含まれています。
この方たちが、30年前には飛行機雲はめったに見られなかった、と言っているのは、事実、そうだったからです。

空港の数そのものも、1970年代と比べると、約二倍に増えています。
地域によっては、子供の頃、飛行機雲を全く目にしなかった世代の方も、なかにはいらっしゃるでしょう。
しかし、格安航空会社の登場により、今後ますます空の便が過密になることは間違いないと思われます。

特に、新たに作られた空港周辺に住んでおられる方は、今までの空と比べて違和感を覚えておられるのかもしれません。
ですが、飛行機雲は、気象条件が揃えば自ずと発生してしまうものなのです。
何もかも陰謀と捉えてしまうと、楽しいはずの人生が台無しになってしまいますよ。

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