このブログを見に来て下さっている方の中には、学生さんもいらっしゃると思います。
大人から「ケムトレイル」という言葉を聞いて、怖くなったお子さんもいらっしゃるでしょう。

ケムトレイル陰謀論者にかかると、飛行機が残す白い航跡は全て「ケムトレイル」・・・
雲が一面に広がると「ケムトレイルのせいで空が真っ白け」というように、根拠も検証もなく、恐怖を煽る文言が並びます。
空の異常を“マスゴミ”は全く報道しないが、「真実はネットにある」「検索すればすぐに出てくる」と彼らは主張します。

そもそも、ネット上の情報は、すべて事実に基づくものなのか?
見たい情報、信じたい情報ばかり拾えるネットでは、自分が受け入れられない情報は遮断できてしまうツールでもあります。
ツイッターのブロック機能がそうですね。
仲間内だけで情報をやり取りし、自説を補強してくれるサイトの情報ばかり探すうちに、それが真実だと思うようになります。
そして、反対意見を言う人のことを「工作員」と言って罵倒し、追い出してしまい、ますます仲間内だけの情報に傾倒していきます。

 【参考】“偏情”が招く「不正選挙」陰謀論

インターネットは家にいながら様々な情報を得ることが出来る便利なツールではありますが、上記のような問題点や弱点を浮き彫りにしつつもあります。
今ほど各人の“リテラシー”が問われる時代は、これまでありませんでした。
ネット情報は、一度拡散してしまうと、誰にも止められません。ツイッターを見ていると分かります。
発言のインパクトが大きかった場合、後から訂正しても伝わらないか、かき消されてしまうことが多々あります。


さて、ケムトレイル陰謀論者は、曇り空や雨雲を異常に嫌い、荒れた天気を気象操作のせいにしますが、もしも、永遠に青空の日が続いたらどうなるでしょう?
田畑は干からび、ダムは涸れ・・・・食べるものがなくなり、水も飲めなくなります。
台風も出来れば来て欲しくないものの一つですが、夏場の水資源として欠かせないものでもあります。

前置きが長くなりましたが、ここで、雲のでき方を分かり易く紹介した動画を見てください。
中学の時、理科の授業が眠くてたまらなかった人でも、現在はユーチューブで視覚的に楽しめますから、いい時代になりましたね。

雲のでき方


中2 理科 地学 天気とその変化 松下真也 講師


【でんじろう先生の魔宮実験室】不思議!一瞬で氷になる水


飛行機は、物凄い速さで、上空の空気を切り裂いて飛行している訳です。
上空の空気が過冷却だった場合、そこにぶつかる衝撃で一瞬にして凝縮し、航空力学的に発生する気圧の差も加わり、飛行機全体から霧が出ているように見える場合もあります。
そして、太陽との位置関係で、このように虹色に見えることもあります。
BAW772-2010-07-30-1922.jpg

太陽との位置関係を時系列で追った、この方のブログは非常に参考になります。
 虹色の飛行機雲♪ http://blogs.yahoo.co.jp/nonbiri_o0/36214295.html

というわけで・・・・
「ケムトレイル」と大騒ぎするよりも、まずは理科の基本を勉強して、自然現象について理解を深めましょう。
陰謀論に繋げてしまうと、そこで「思考停止」に陥ります。
知的探究心は、いくつになっても失いたくないものですね。


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