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今日のネタは、日本を代表する二大航空会社、JALとANAが、な、な、なんとケムトレイルを撒いているという驚くべき陰謀説についてです。
まずは、その説に取りつかれてしまったらしい、以下のブロガーの記事をお読みください。

 ★全日空ANAのJA701A機がケムトレイルを撒布している!!
 ★JAL、ANAがケムトレイルを撒布している!

いやはや、びっくりですね。
何がびっくりかって? JALとANAがケムトレイルを撒いていると本気で信じているらしい、その思考にです。

では、今からそれが絶対不可能だということを書いていきますね。

これからスポットを当てるのは、「グランドハンドリング」通称「グラハン」さんのお仕事です。
ざっと仕事内容をあげてみると・・・・・

① マーシャリング・・・・・空港に降りた飛行機を、駐機場の停止位置まで誘導する
② ボーディングブリッジを飛行機に接続し、ドアを開ける
③ 機内清掃や汚水の抜き取り 機体のクリーニング
④ 手荷物、貨物の積み下ろし
⑤ トーイング(機体の牽引)・・・・・出発準備完了した機体を滑走路までプッシュバックする

このように、業務内容は多岐にわたり、飛行機が到着してから、次の目的地へ向けて出発するまでの間に、全てを完璧かつ定刻通りに終わらせなければならない、飛行機運航に欠かせない人達です。

ケムトレイルの粉を搬入する余地はあるかないかって?
そんなのないに決まってるじゃん(笑)


以下の写真は私が羽田で撮影したものです。

D1-1.jpg
東京ディズニーランドの30周年記念塗装の機体が到着しました。
すぐに手荷物や貨物の搭降載がはじまります。
飛行機の周りにはこれから積み込む貨物コンテナが特殊車両に積まれて待ち構えています。
客室の下は貨物室になっていて、前後の貨物専用ドアから、次々と搬入されていきます。


D3-1.jpg
機体後部の積み込みの様子です。
コンテナをドアまですっと持ち上げるリフト車、これ、すごいですね。
手慣れた様子のグラハンさんによって、沢山の貨物が次々と機体に吸い込まれていきます。


D5-1.jpg
画面左側に、パレット積みされた、変な形の貨物が来ました。何かの機械部品なのかもしれません。


D7-1.jpg
これは、前方貨物室のドアから機体に搬入されていきました。



客室の床下にある貨物室の中は、このようになっています。
床にはローラー・コンベアと固定装置がついています。
250px-747_Front_lower_compartment.jpg
【写真引用元】 wikipedia 旅客機の構造


さて、この貨物ですが、適当に積んでいると思ったら大間違い
もしも、重いものばかりを一か所に適当に積んでしまうと、脚が折れたり、離陸する時しりもちをついてしまったりと、大変なことになる危険性があります。
そこで、貨物一つ一つの重量計算をして、偏りなくバランス良く積み込むために、「搭載計画書」なるものを作成しているのです。
B-787のテスト機の記事で、飛行機の重心について少し書きましたが、この重心位置というものが非常に大切で、ウエイト&バランスを決めて重心位置を計算するのも、グラハンさんの重要な仕事の一つなのです。
(機長がこれらを最終確認することが航空法で義務付けられています)


よく、ケムトレイル陰謀論者は、「空一面がケムトレイルに覆われた」などと表現しますが、「空一面」を覆うケムトレイルの粉など、いったいどこに積み込むのでしょう?(笑)
積み込み作業をしているグラハンさんに聞いてみるといいですよ。
笑われるか、呆れられるか、「オタク、頭大丈夫か?」って心配されるのがオチですよ。


グラハンさんの仕事は、雨の日も風の日も、炎天下の日も、雪の日も関係なくこなさなければいけないので、肉体的には相当きついのではないかと思います。
また、早朝から深夜の便まであるので、シフト制で、勤務時間も不規則です。
「リアルで仕事をしている大勢の人たちの存在」という視点が、ケムトレイル陰謀論者に決定的に欠けている所です。


飛行機に乗る機会があったら、搭乗開始までの空き時間、ぜひ、駐機場で働くグラハンさんたちの仕事ぶりを観察してみてください。
空港でしか見られない特殊車両や、グラハンさんの職人技を見るのも結構楽しいものですよ。
ひとつの飛行機を飛ばすのには、多くの人のチームプレイによって支えられています。
そこが分かれば、ケムトレイルなんて無理だって話も理解できるはず・・・・・・


さて、私がウォッチしていたディズニー30周年記念塗装機ですが、羽田に到着してから一時間足らずで、次の目的地へ向けて出発していきました。
D8-1.jpg
トーイングカーにプッシュバックされて、滑走路へ進む様子です。
ちなみに、「飛行機の出発時刻」とは、車輪止めをはずしてトーイングカーが動き出した瞬間のことをいいます。

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Thoughts on スポンサーサイトJALやANAがケムトレイルを散布しているだってぇ?

says...

Date:2013/11/09 14:32

海外の飛行機マニアは地上から天体望遠鏡などを使って
飛行中の飛行機を撮影している方が多いですよ。
あと、最近ケムトレイル信者が良く使っているこの画像の本来の映像がこれ。飛行中の機内から撮影したもの
Airbus A380 Contrail as seen from KLM Cockpit Boeing B747-400
http://www.youtube.com/watch?v=xl6iR7w7a_Q

撮影場所が南シナ海上空との事と、垂直尾翼が赤色でわずかに白い部分が見えるので、カンタスオーストラリア航空のA380でしょう。

says... Re: タイトルなし

Date:2013/11/10 18:05

> 海外の飛行機マニアは地上から天体望遠鏡などを使って
> 飛行中の飛行機を撮影している方が多いですよ。

海外マニアの映像はさすがに本格的なものが多いですね。資金も豊富にあるようで、うらやましい・・・・

> あと、最近ケムトレイル信者が良く使っているこの画像の本来の映像がこれ。飛行中の機内から撮影したもの
> Airbus A380 Contrail as seen from KLM Cockpit Boeing B747-400
> http://www.youtube.com/watch?v=xl6iR7w7a_Q

これを歪曲して、ケムトレ信者がまたケムトレイルだと騒いでいるんですか?
困ったものですねー

> 撮影場所が南シナ海上空との事と、垂直尾翼が赤色でわずかに白い部分が見えるので、カンタスオーストラリア航空のA380でしょう。

そうですね。カンタスっぽいですね。

says...

Date:2013/11/10 23:34

あれ? 管理人さんも見ているはずですよ
映像の一部をプリントアウトして写真にしてケムトレイルだと騒いでいるのを。
これですよ これw
管理人さんもデマはこうして作られる1 の記事にこのリンク張ってますよ。
http://matome.naver.jp/odai/2137459179932438001
左上の写真見て

says... Re: タイトルなし

Date:2013/11/11 23:42

> 左上の写真見て

こんばんは!
ああ、あの写真ですね。
思い出しました。
そうそう、この写真のドクロバージョンもありますねぇ(笑)
「ケム撒き拒否パイロットのデモ」を捏造した張本人のデービッド・Deesが、これも素材にしちゃってますね。
http://www.flickr.com/photos/illuminating9_11/3448233615/

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