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今日は、「ケムトレイル散布機の内部写真」の検証、第4弾です。
月刊エアラインのバックナンバー(2011年9月号)を読み返していたら、テスト機の水バラストが載っているページを発見。
過去記事でも説明した通り、これは「ケムトレイルの粉」が入ったタンクではなく、ただの水が入ったバラストタンクです。

以下リンクは、当ブログの関連記事です。
 B-777バージョン http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-3.html
 A-380バージョン http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-4.html
 B-787動画     http://contrail951.blog.fc2.com/blog-entry-28.html

表紙jpg

63ページ、「飛行試験機ZA002 キャビン」 より以下引用

テスト機の性格がもっとも現われているのがキャビンである。
そこには通常の旅客機としてのキャビンはなく、試験機材とバラストが所狭しと並んでいた。


 ZA002は外観こそANA塗装だが機内は完全に飛行試験用の仕様となっている。キャビンは第1ドアから第2ドアの間、そして第3ドアから第4ドアの間に水タンクが並べられており、タンク間の水を移送することで飛行中に重心を変更することが可能である。
 第2ドアから第3ドアまでの間には各種監視装置や計測装置、記録装置が並び、それぞれにエンジニアが座るようになっている。具体的には飛行解析席、エンジン(ロールスロイス)席、技術解析席(システム、構造、推力、安定性と操縦性、性能、アビオニクス、自動操縦装置などを分析)、重量重心席、計器計測席、酸素分析席(ZA002だけに搭載されたシステムで燃料タンク内の空気を分析して酸素量を測定する)などといった席が置かれている。またキャビン最後部には透明なビニールチューブを巻いた巨大なリールがあるが、これは垂直尾翼先端から伸ばす静圧測定コーン(円錐)を接続するものだ。初飛行当時の787の写真では、このコーンを後方に伸ばしているのが見られるはずだ。

中段の説明文

1. キャビン前方と後方にはバラスト用の水タンクが並んでいる。タンク間で水を移動して重心を変化させることも可能だ。
2. 名古屋で初めて撮影が許可されたZA002の機内。2番ドアから3番ドアの間には計測用の機器などがずらりと並ぶ。
3. 試験飛行の要ともいえる飛行解析席。
4. キャビン最後部の圧力隔壁と静圧コーン用のリール(右側)。
5. 最後部に設けられたラバトリー。オプションのウォッシュレットは装備されていないようだ。
6. L1ドア開口部に貼られていたプレート。モデルナンバーは「787-83Q」、シリアルナンバーは「40691」とある。
7. 地上ではおなじみではあるが、旅客機としては新しく導入された非常口のサイン。
8. 内装がむきだしになったドア。黄色のカバーがついたハンドルが開閉用で、さらに中央のヒンジ部のハンドルを持ってドアの開け閉めをできる。右上の丸い円盤はモードセレクター。上部には内外の気圧差をなくすベントフラップがつく。
9. 一部だけ装備されたオーバーヘッドビン。把手は上を引いても下を引いてもよい。新しい737NGにも採用されている。
10.内装パネルがなくむきだしの状態の窓。電気シェードはまだ組み込まれていない。

(バラストタンクに関する箇所を赤文字にしました)

上記の記事に載っていたバラストタンクは、B787動画で紹介されている、こちらの黒いタンクと同じです。
787-1.jpg
参照: http://www.youtube.com/watch?v=uHAf7HzMG8g


もう一冊ご紹介します。
Boeing Widebodies   著者:Michael Haenggi

ボーイング本

この本の15ページに、バラストタンクの説明書きがありました。

バラスト

英語の記述部分を簡単に説明します。

水タンクは、試験飛行時、乗客や積み荷の積載をシミュレートするための重しである。
様々な重量をシミュレート出来るだけでなく、異なる重心位置での飛行をシミュレートするために、タンクを繋いでいるパイプを通して前方や後方に水を移動させることが出来る。

参照: http://books.google.co.jp/books?id=OEniu9ff-_sC&lpg=PA15&ots=wPQCw1mUFC&dq=747+flight+testing+ballast&pg=PA15&redir_esc=y#v=onepage&q&f=false



“月刊エアライン”の方は、ボーイング787の試験飛行機のバラストタンク、“ボーイング”本の方は、ボーイング747のバラストタンクです。

なぜ「ケムトレイル陰謀論」が、航空ファンには相手にもされないのでしょうか?
それは、この説にまんまとひっかかるのは、上記の雑誌や本を購入して読んだこともない、飛行機に全く関心のない層が騒いでいるだけだからです。

テスト飛行での、重心を移動させる必要性について理解しないで当ブログを批判しているブロガーがいますが、次回説明しますのでお楽しみに・・・・

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Thoughts on スポンサーサイト「ケムトレイル散布機の内部写真」と云われている物の正体

says...

Date:2014/08/31 13:24

テスト飛行での重心を移動させる必要性についてわたしがここでちょっこと説明w。
旅客機の中では常に乗客やキャビンアテンダンが歩き回っています。食事を配るキャビンアテンダント。トイレや向かう乗客。旅客機は機内での人の移動によって常に重心が変化しているからこのような実験が必要なのです。

says...

Date:2014/09/03 17:31

これがしっかりしていなければ飛行機の中で安心して歩き回ることができない、と言うわけか(但し乱気流には注意されたし)

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